手話小学校校長の紹介

手話小学校校長(運営者)の西岡裕一といいます。

改めて、手話小学校にご興味を持っていただきありがとうございます。

私はろう学校(聴覚障害者特別支援学校)で20年間、手話とともに育ちました。また、健聴者にも手話指導もたくさんの経験させていただきました。しかし、「わかりにくい」という声が多かった。

色々と工夫した結果、「わかりやすい」と言っていただけるようになり、YouTubeでも手話教えようと思い、挑戦しました。

運営者から手話に対する想い

手話言語法、手話言語条約制定により「手話」の認知を広げてきていると実感しております。しかし、まだ差別受けているところもあります。私も同じ思いです。

今までいろんな差別を受けてきて、「あの人が手話できたらな・・・」と思ったことは1回だけではありません。聴覚障害者、手話できる人の一人ひとり貢献によって少しずつ変化してきています。

2つの事例を紹介させていただきます。(いろんな事例がありますが、一番最近の事例を紹介)

1つ目はとある病院へ行った時の話です。

初めて行く病院の受付員に「耳が聞こえないので筆談お願いします」と書いた紙を見せると身振りで「お待ちください」と言われました。そういわれた瞬間、とても不安になりました。過去に「耳が聞こえない」理由で断られたことがあったからです。しかし、なぜか看護婦さんを連れてきました。

その時の私は「なんで??」と思いましたが、その看護婦さんは手話できる人だったのです!

それは手話ができる人を呼ぶためだったのです!診察が終わるまでに手話通訳していただきました。気持ちよく帰れました。

2つ目はよく通うお店での話です。

今までマスクを下げて、「いらっしゃいませ」とゆっくり大きく話してくれました。ある日、突然、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の手話表現してくれました。ちょっと話を聞くと、お話したかったので、少し手話を覚えました、と言ってくれました。その時の私はとても嬉しくて思わず、「ありがとうございました」と手話で返しました。

手話してくれたおかげで私の心も温かくなり、今でも病院、よく通うお店などを利用させてもらっています。

本当に心から感謝しています。

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